ミラーレス一眼も、市場シェアや認知度も随分獲得してきましたね。私の愛機もミラーレス一眼です。
そんなミラーレス愛用者から少しデザインに思うことを書いてみたいと思います。
ミラーレス一眼のデザインは大きく分けて、フィルム時代やデジタル一眼レフのデザインを踏襲したいわゆる上面に三角のペンタプリズムがあるデザインと、上面がフラットでコンパクトなものに分けることが出来ます。
フィルム時代の一眼レフと同様の構造でレンズからの映像をミラーで受けペンタプリズムを通してファインダーを覗くのであれば、踏襲したデザインも機能上仕方ないとは思います。しかし、ミラーレス一眼においても、いわゆる”一眼レフ”と同じある必要性は、デザイン面からはないはずです。それなのに、最新機種のミラーレス一眼もペンタプリズムを踏襲したデザインを採用しているのはなぜなのかすごく不思議です。と、いうよりも無理やりそのデザインにしているのかとさえ思ってしまいます。
例えば、具体的にこのキヤノンのミラーレス一眼EOS M5のデザインは、はっきり言ってクソデザインです。
全く美しくない。縦横比に違和感ありまくり。なんちゃって一眼レフを模したようにしか見えません。決して欲しいと思いませんしボディ単体実売で10万円でしょ?ありえないです!
”まだ”、LUMIX G8の方がデザインとしては美しいと思います。
写真家のM先生から、こんな話を聞いたことがあります。クライアントに行って”一眼レフ”のいわゆるプロが持つカメラでないと納得しないこともあるのだとか…
これこそ、単なる妄信にしかすぎませんよね。確かに、ごっつい一眼レフでパシャパシャ撮ってる方が、撮られているという意識になるのでしょうね。
もちろん、機能を詰め込んだり堅牢・耐久性などを鑑みると、少し大きくなってしまうのはあるかもしれません。
ただ、ミラーレス一眼という新しい分野を作ったのに、デザインでミラーレス一眼ならではのインパクトは与えられていないのではと思います。
もっとキツい見方をすれば、ミラーレス一眼が”一眼レフ”より劣っている(いろんな面で)から区別がつかないように似たようなデザインにしているのではないかとさえ思ってしまいます。
デザインに好き嫌いは個々あるでしょう。ただ、ミラーレスの可能性から、これまでの一眼レフを意識しない、つまり既成概念にとらわれない新しいデザインに期待したい思いがあります。
特にアマチュア写真家のカメラは嗜好品です。
プロのように「道具」の意味合いに特化しているわけではありません。
気に入ったデザインだから常に外に持ち出したい、持ち出すとおのずとシャッターは切りますよね。インテリアにするほどお金がある人なら別ですがカメラは写真を撮ってなんぼ。ではないでしょうか?
そのためにもデザインというファクターはカメラ選びには重要だと思います。
私、個人的にはコンパクトな上面フラットデザインのカメラが好きですね。
なので愛機もLUMIX GX7 MarkⅡです。